進行段階別 むし歯の治療方法|大阪京橋駅の歯医者|京橋オレンジ歯科クリニック

〒534-0024 大阪府大阪市都島区東野田町1-21-11

トピックス TOPICS

進行段階別 むし歯の治療方法



「歯が茶色くなってるけど、これってむし歯?」

「むし歯が痛むけど、まだ歯医者に行かなくても大丈夫かな」


歯が茶色くなったり、歯が痛むと「むし歯では?」とご不安になる方も多いかと思います。


歯の違和感や痛みがあるときはなるべく早めに歯科医院で診察を受けることが大切です。


早めにむし歯を発見できれば、進行段階に合わせて早期治療を行えます。「まだ大丈夫」と受診を遅らせていると歯の神経にむし歯が達してしまい、治療に時間がかかってしまうことがあります。


■むし歯の症状に合わせ、適切に治療を進めることが重要です


◎初期から重度まで、CO~C4の順にむし歯が進行していきます

むし歯は進行段階により、CO(シーオー)、C1、C2、C3、C4に分けられます。


むし歯の進行を食い止めて歯を残すためには、症状に合わせて適切に治療を進めることが重要です。


■CO、C1(エナメル質のむし歯)


◎原則として歯は削らず、歯みがきやフッ素塗布で様子を見ます

CO、C1は歯のエナメル質のむし歯です。


COは歯の成分(リン酸やカルシウムなど)が溶け出した状態であり、初期むし歯に分類されます。食べ物に含まれる酸やむし歯菌などの細菌が出す酸によって歯の成分が溶け出す現象を脱灰(だっかい)と呼びます。


便宜上、COとC1を合わせて初期むし歯に分類することがありますが、C1はエナメル質の侵蝕が進んでいるため厳密には初期むし歯ではありません。


CO、C1のむし歯では歯のエナメル質が白く濁ったり茶色くなります。歯のエナメル質に小さな黒い穴が開くこともあります。


CO、C1はエナメル質でとどまった状態のむし歯のため、歯のしみや痛みを感じることはありません。


CO、C1の治療では原則として歯は削らず、歯みがきやフッ素塗布で様子を見ます。COの段階であれば、歯みがきやフッ素塗布による再石灰化の促進のみで歯質を修復できる可能性があります。


C1のむし歯でエナメル質の侵蝕が大きめの場合は歯を削り、白い詰め物(レジンペースト)をする場合があります。


■C2(象牙質のむし歯)


◎麻酔をして歯を削り、むし歯に侵された部分を取り除きます

C2はエナメル質の下にある象牙質に進んだむし歯です。


C2のむし歯になると歯に黒い穴が開きます。


冷たい物や風がふれたときに歯にしみや痛みを感じたり、食べ物を噛んだときに歯に痛みを感じることがあります。


治療では麻酔をして歯を削り、むし歯に侵されてやわらかくなった象牙質を取り除きます。歯を削った後は詰め物をして歯を保護します。


■C3(歯の神経のむし歯)


◎麻酔をして歯を削り、抜髄後に根管治療を行います

C3は歯の中心にある歯の神経に達したむし歯です。


C3のむし歯になると歯に大きな黒い穴が開きます(小さな穴が開き、歯の中でむし歯が広がっている場合もあります)。


冷たい物だけではなく熱い物がふれたときに歯にしみや痛みを感じたり、食べ物を噛んだときに歯に強い痛みを感じることがあります。就寝中など安静時にも強い痛みが出やすく、歯が痛んで寝られないケースも。


治療では麻酔をして歯を削りやわらかくなった象牙質を取り除いた後、歯の神経を抜きます(抜髄:ばつずい)。抜髄後は次回の来院時から、歯の根っこをお掃除する根管治療を進めていきます。


根管治療は歯の根っこをお掃除して綺麗にする治療です。1回で根管治療が終わるケースは少なく、複数回の処置(複数回の来院)が必要になることが多いです。


根管治療を行う必要があるC3のむし歯では歯を大きく削るため、被せ物をして歯を保護します。大きく削ったことにより歯の強度が弱まっている場合は歯の中にコア(土台)を入れて補強することがあります。


■C4(歯の神経が死滅し、歯冠がぼろぼろにくずれ落ちたむし歯)


◎抜歯を行い、補綴治療を進めていきます

C4はむし歯菌などの細菌によって歯の神経が死滅したむし歯です。


C4のむし歯では細菌におかされた象牙質がやわらかくなると共に、歯の神経が死滅することで歯の組織に栄養が届かなくなるため、歯がもろくなります。食べ物を噛んだときや歯を噛み締めたときなど、ちょっとした刺激でも歯が欠けてしまい、最終的には多くのケースで歯冠(しかん:歯ぐきから上の歯の部分)がぼろぼろにくずれ落ちます。歯冠がくずれ落ちた状態のため、一見すると歯がないように見えることもあります。


歯の神経が死滅しているため、C4のむし歯では歯の痛みを感じなくなります。ただし、「痛みがなくなった=治った」と勘違いしてはいけません。


C4のむし歯を放置するとむし歯菌などの細菌が歯の根の先にたまって歯ぐきの炎症や化膿を起こしたり、細菌によって顎の骨の骨髄炎(顎骨骨髄炎)を発症することがあります。顎骨骨髄炎になると顎に強烈な痛みを感じるほか、症状が進行して顎の骨が壊死するケースも(※)。


(※)重度の骨髄炎では外科手術が必要になる場合があります。


C4のむし歯は歯の神経が死滅して歯冠がくずれ落ちているため、歯を残すのは難しいです。ほとんどのケースで抜歯となります。抜歯後はインプラント・ブリッジ・入れ歯による補綴治療を進めていきます。


可能性は高くはありませんが、歯根が残せるときは根管治療を行い、歯根の上に被せ物(差し歯)をして歯を残す場合もあります。


【歯に違和感や痛みがあるときは早めに歯科医院で診察を受けましょう】


むし歯、歯周病など、お口の病気から歯の健康を守るには早期発見・早期治療が大切です。早期に病気や異常を発見して治療を進めることで重症化した場合と比べて治療にかかる作業・時間・費用が少なく済み、歯を残しやすくなります。


歯の神経にむし歯が達してしまうと根管治療が必要になり、治療の回数が増えて治療期間が長くなります(治療費も高くなります)。細菌に侵された部分が大きくなればなるほど、むし歯の再発リスクも高まっていきます。


歯に違和感や痛みがあるときは放置せず、早めに歯科医院で診察を受けましょう。



京橋オレンジ歯科クリニック
歯科医師

⇒院長の経歴はこちら