京橋オレンジ歯科クリニックでは、ご自宅でじっくり歯を白くしていく「ホームホワイトニング」をご提供しています。
歯の表面のエナメル質に作用し、エナメル質の内側から歯を白くしていく点が、歯科医院のホワイトニングのメリットです。
エナメル質の内側から歯を白くできるホワイトニングですが、「歯の根元(歯と歯ぐきの境目あたり)」。は白くなりにくいことも。
なぜ、ホワイトニングで歯の根元が白くなりにくいことがあるのでしょうか?
気になる方のために、今回は、「ホワイトニングで歯の根元が白くなりにくい理由」について、ご説明します。
■ホワイトニングで歯の根元が白くなりにくい理由
以下のような理由により、ホワイトニングでは歯の根元が白くなりにくい場合があります。
1.歯の根元はエナメル質が薄く、ホワイトニングの作用(漂白効果&マスキング効果)を得にくい
歯科医院のホワイトニングでは、過酸化水素・過酸化尿素など、過酸化物が含まれたホワイトニング剤を用い、歯を白くしていきます。
[歯科医院のホワイトニング(過酸化物)で歯が白くなるメカニズム]
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過酸化物が、エナメル質の内側に浸透した着色汚れ(ステイン)を分解し、無色透明にする(漂白効果)
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過酸化物が、エナメル質の組織を角状から球状に変化させ、外から入ってくる光を乱反射させることで象牙質の黄ばみを目立たなくする(マスキング効果)
上記のような「過酸化物による歯のエナメル質への作用」で歯を白くしていく点が、歯科医院のホワイトニングの特徴です。
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ホワイトニングで歯の根元が白くなりにくい理由は、歯の根元は、歯のエナメル質が薄いためです。
歯の根元は歯のエナメル質が薄いため、上記のような「過酸化物による歯のエナメル質への作用」が得にくく、歯の根元が白くなりにくい場合があります。
2.歯の根元はくびれているため、ホワイトニング剤を行き届かせにくい
歯の根元(歯と歯ぐきの境目の歯頚部(しけいぶ))はくびれているため、ホワイトニング剤を行き届かせにくいです。
ホームホワイトニングでは、きちんと歯の根元までしっかり密着する形のマウスピースでないと、歯の根元にホワイトニング剤を行き届かせにくくなります。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、歯ぐきへの刺激を避けるために、歯の根元付近はホワイトニング剤を広げ過ぎないようにする場合も(=歯の根元にホワイトニング剤が行き届きにくくなる)。
上記のような理由により、歯のくびれが原因でホワイトニング剤を行き届かせにくく、歯の根元が白くなりにくいケースがあります。
3.元々、歯の象牙質の黄ばみが強い場合、歯の根元を含め、歯全体を白くしにくい場合がる
元々、人間の歯の象牙質(ぞうげしつ:エナメル質の下にある歯質)は、黄色っぽい色をしています(黄色っぽい色=アイボリー=Ivory「(象牙)質」の名前の由来)。
元々、黄色っぽい歯の象牙質ですが、
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生まれつき、歯の象牙質の黄ばみ(黄色味)が強い
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加齢で歯の象牙質の黄ばみ(黄色味)が強くなり、さらに歯が黄色くなってきた
などの理由で、象牙質の黄ばみが強い方も。
歯の象牙質の黄ばみが強い方は、ホワイトニングで歯を白くするのに時間がかかるケースが少なくありません。
歯の象牙質の黄ばみが強い方は、歯を白くしにくいことに加え、歯の根元はエナメル質が薄いため、ホワイトニングでは、歯の根元の象牙質の黄ばみを白くしにくい場合があります。
■歯の根元を白くするための方法
◎様々な対処方法により、歯の根元を含めた歯の白さにアプローチできます
ホワイトニングでは白くしにくいことがある、歯の根元。
ホワイトニングを含め、歯科医院で治療を受けて歯の根元を白くするには、以下のような対処方法が挙げられます。
①歯のくびれにフィットしたマウスピースを装着し、ホームホワイトニングでじっくり歯を白くしていく
歯の根元(歯のくびれ)を白くするには、歯のくびれまでしっかりとホワイトニング剤を行き届かせることが重要です。
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歯のくびれにフィットしたマウスピースを装着する
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ホームホワイトニングで時間をかけてじっくり歯を白くしていく
上記のような点に留意しながらホームホワイトニングを行うことで、歯の根元の白さにアプローチできます。
{歯科医師、歯科技工士の重要性}
歯のくびれにフィットしたマウスピースを作製するには、歯科医師による、適切な検査・診断、歯科技工士による、精度を高めたマウスピースの作製などが重要なポイントになります。
②ラミネートベニアを行う
前歯のみの適応になりますが、ホワイトニングで歯を白くしにくい場合は、
「ラミネートベニア(前歯の表面にセラミック製の薄いチップを貼り付ける審美治療)」を行うことで、歯の根元を含めた歯の白さにアプローチできます(※)。
(※)クリニックにより、ラミネートベニアの
対応・非対応が異なります。
③歯周組織の状態に応じて、エムドゲインなどの歯周組織再生療法を行う
歯周病が進行して歯ぐきが下がっているなど、何らかの原因で歯根が露出し、ホワイトニングで歯の根元を白くしにくい場合があります(歯根はセメント質で覆われているため、ホワイトニングの作用を得にくい)。
歯ぐきが下がっている場合は、歯周組織の状態に応じて、エムドゲインなどの歯周組織再生療法を行うことで、歯ぐきの高さの改善へのアプローチが可能です。
歯ぐきの高さが改善されると歯根の露出部分が減り、ホワイトニングで歯の根元を白くしやすくなるケースも。
【歯の形・歯並び・歯の色でお悩みの方は、京橋オレンジ歯科クリニックまでお気軽にご相談ください】
今回は、「ホワイトニングで歯の根元が白くなりにくい理由」「歯の根元を白くする方法」のお話をさせていただきました。
大阪府大阪市都島区の京橋オレンジ歯科クリニックでは、患者様のご希望に合わせて以下の治療を行い、「キレイな口元」にアプローチいたします。
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セラミック治療
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ホワイトニング
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歯科矯正(インビザライン、ブラケット矯正)
歯の形・歯並び・歯の色でお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。
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