夏にむし歯になりやすいのは、ナゼ? 暑い季節 アイス・ジュース・スポーツドリンクの摂りすぎにご注意を|大阪京橋駅の歯医者|京橋オレンジ歯科クリニック

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夏にむし歯になりやすいのは、ナゼ? 暑い季節 アイス・ジュース・スポーツドリンクの摂りすぎにご注意を


暑い、夏。


夏になると、アイス・ジュース・スポーツドリンクなどの冷たい甘い物を摂りがち。


アイス・ジュース・スポーツドリンク。冷たくて甘く(=美味しいと感じやすい)、子どもを中心に好まれる傾向が見られます。


好きな方も多いのですが、ほぼすべてのアイス・ジュース・スポーツドリンクは糖分が含まれているため、むし歯になりやすいです。


■夏にむし歯になりやすい理由


◎冷たい物に含まれる糖分、だらだら食べ・だらだら飲み、歯磨きをしそびれるなどの理由で夏にむし歯になる方が多いです

摂りすぎにご注意いただきたい、夏のアイス・ジュース・スポーツドリンク。


アイス・ジュース・スポーツドリンクの摂取に伴い、夏はむし歯になりやすい傾向が見られます。


[夏にむし歯になりやすい主な理由]


  • アイス・ジュース・スポーツドリンクなど、糖分が含まれた冷たい物の摂りすぎ


  • 1日を通して、頻繁にアイスを食べるorジュース・スポーツドリンクを飲む(だらだら食べ・だらだら飲み)


  • レジャーやスポーツ・部活などでアイス・ジュース・スポーツドリンクを摂った後、歯磨きをしそびれる(暑さやレジャーの楽しさ、スポーツでの疲れなどにより、歯を磨くことを忘れる)


■果汁入りジュース・スポーツドリンクの“落とし穴”


◎飲み物の種類に関わらず、糖分が含まれている物はむし歯の原因になります

  • 100%果汁のジュースなどの果汁入りジュース(野菜ジュースも含む)

  • スポーツドリンク


健康的な飲み物、というイメージがある果汁入りジュース・スポーツドリンク。


イメージとしては健康的かもしれませんが、果汁入りジュース・スポーツドリンクのほとんどの製品に果汁や砂糖、液糖などが含まれています。


果汁入りジュース・スポーツドリンクは摂りすぎに注意が必要です。


◎果汁もむし歯の原因に

果汁入りジュースに含まれる果糖はむし歯の原因になります。果糖に加え、果汁100%or果汁入りのジュースには砂糖(ショ糖)も含まれています。

果物の糖分は果糖だけではなく、果物自体に砂糖が含まれているためです。


たとえ100%果汁のジュースでも、果汁入りのジュースはむし歯の原因になります。むし歯の発症リスクに加え、果汁であっても、果汁入りジュースの摂りすぎは全身の健康(カロリー過多による肥満など)にもあまりよくありません。


◎スポーツ・部活をされている方はスポーツドリンクを飲みすぎないようご注意を

スポーツ・部活をされている方は、練習中や練習後に水のようにガブガブとスポーツドリンクを飲んでいるケースが少なくありません。


商品によって異なりますが、スポーツドリンクのほとんどは砂糖・液糖などの糖分が含まれています。スポーツ・部活をされている方はスポーツドリンクを飲みすぎないよう、注意が必要です。


■水分補給は水やお茶を中心に摂りましょう


◎糖分を含まない飲み物で水分補給を

スポーツ・部活の際(運動前・運動後を含む)、または、熱中症対策として水分を補給するときは、水やお茶など、糖分を含まない物を飲みましょう。


◎熱中症対策の塩分は普段の食事でしっかりと摂取しておくことが大切

塩分については、調味料などで多少(塩分を増やす必要はありません)の塩分が効いた食事やお味噌汁を摂ること(=一般的な食事)で、熱中症対策につながります。


なお、塩分の摂りすぎは高血圧の原因になるなど、健康に悪影響を及ぼしやすいです。中高年の方、腎臓の機能に障害がある方は塩分の摂りすぎにご注意ください。


【ちょっとの工夫でむし歯を予防しながら、夏を楽しみましょう】


冷くて甘いアイス・ジュース・スポーツドリンクを「美味しい」と感じやすくなる、夏。


ベストは糖分の摂取をできるだけ控えることですが、暑い季節に、冷たい甘い物を完全にやめるのは難しい… という方も多いかと思います。


冷たい甘い物を完全にやめられなくてもいいです。完全にやめられなくてもいいので、アイス・ジュース・スポーツドリンクを摂るときは、


  • アイスを食べたorジュース・スポーツドリンクを飲んだ後は口をゆすぐ(飲食後は歯を磨くのが望ましいです)

  • だらだら食べ・だらだら飲みをせず、長くても30分以内に食べ切る・飲み切る

  • ジュース・スポーツドリンクを飲むときはストローを使い、糖分を含む液体ができるだけ歯にふれないように飲む

  • 糖分(砂糖・液糖・果糖)の摂取は1日15~20g(成人の方は1日25g)以内に抑える(※)


(※)WHO「成人及び児童の糖類摂取量」(2015年)より引用。


など、ちょっとの工夫でむし歯を予防しながら、夏を楽しみましょう。


京橋オレンジ歯科クリニック
歯科医師

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