インプラント治療では、チタン金属製のインプラント体（人工の歯根）を顎の骨に埋め入れます。インプラント体に接続する連結部品のアバットメントも、チタンでできた物が多いです。

世の中には様々な種類の金属があります。様々な金属がある中で、なぜ、インプラントパーツ（インプラント体＆アバットメント）にはチタン金属が使われているのでしょうか？

■チタンは顎の骨と強固に結合しやすい性質を持ちます

◎チタンが持つ特性により、顎の骨に埋め入れたチタン金属製のインプラント体は顎の骨と強固に結合します

チタンは顎の骨と強固に結合しやすい点が特徴です。

チタンが持つ特性により、顎の骨に埋め入れたチタン金属製のインプラント体は顎の骨に強固に結合します。

チタン金属と顎の骨が強固に結合する生体現象を「オッセオインテグレーション」と呼びます。チタンが持つ特性によるオッセオインテグレーションがあるからこそ、安定性が高いインプラント（人工歯根）ができあがるのです。

■チタンは金属アレルギーを起こしにくい「遷移金属」

◎チタンは唾液や汗などへの金属イオンの溶け出しが少なく、金属アレルギーを起こしにくいです

金属アレルギーを起こしにくい、チタン。

金属アレルギーを起こしにくいのは、チタンは「遷移金属（せんいきんぞく）」であるためです。

遷移金属は元素が安定しており、唾液や汗などへの金属イオンの溶け出しが少ない、という特徴を持ちます。

唾液や汗などへの金属イオンの溶け出しが少ないため、金属でありながら、チタンは金属アレルギーになりにくいのです。

｛100％、チタンが金属アレルギーを起こさない訳ではありません｝

ご留意いただきたいのが、100％、チタンが金属アレルギーを起こさない訳ではない、という点です。

稀ですが、チタンが原因で金属アレルギーを起こすケースも。

■チタンはしなやかさがあり、歯周組織を傷つけにくいです

◎チタンが持つ弾力性により、歯周組織へのダメージを抑えやすくなります

顎の骨との結合のしやすさ、金属アレルギーの起きにくさに加え、チタンにはしなやかさがある（弾力性）という特徴も。

しなやかさがあるチタン金属。チタンでインプラント体やアバットメントを作ることで噛んだときの刺激が適度にやわらげられます。チタンのしなやかさにより、インプラントを取り囲む歯ぐき・顎の骨などの歯周組織へのダメージを抑えやすくなるのです。

しなやかさがあることから、インプラントパーツのほか、眼鏡のフレームやゴルフクラブ、その他、様々な分野の製品にチタンが用いられています。

■インプラントの上部構造も金属アレルギーを起こさないセラミック製の人工歯が一般的です

◎非金属のセラミック製の人工歯により、金属アレルギーの心配をせずにインプラントをお使いいただけます

金属でありながら金属アレルギーを起こしにくい、チタン。

チタン製のインプラントパーツに加え、アバットメントに接続するインプラントの上部構造（歯ぐきから上の歯の部分を補う人工歯）も金属アレルギーを起こさないセラミック製の人工歯が一般的です。

［インプラントの人工歯に使われるセラミックの種類］

• ジルコニア

• e-max

• ポーセレン（主に、前歯の人工歯の外側の素材として使用）

非金属のセラミック製の人工歯により、金属アレルギーの心配をせずにインプラントをお使いいただけます（※）。

（※）歯の裏側部分が金属でできた人工歯

（メタルボンド）もあります。

【アストラテック社公認インストラクターの院長がインプラント手術を担当します】

大阪府大阪市都島区の京橋オレンジ歯科クリニックでは、世界シェア大手のインプラントメーカー「アストラテック」社の公認インストラクターの資格を持つ院長がインプラント手術を担当します。

長年、培ってきたインプラント治療の経験を生かし、骨造成が必要な難症例やオールオン4（オールオン6）にも対応可能です。

-歯科用CT、シミュレーションシステム、サージカルガイドによる精密性の高いインプラント治療をご提供します –

インプラント治療の際は、手術前に歯科用CTによる精密検査を行います。検査で得られたCTの画像データを基に専用アプリにてシミュレーションを実施し、サージカルガイドを作製。

手術時は、サージカルガイドを用いて適切な位置へフィクスチャーを埋め入れていきます。手術後は治癒期間を置き、一人ひとりの患者様に合った精密な人工歯を作製・装着します。

「歯を失ってしまったので相談したい」

「インプラント治療の流れを聞きたい」

「インプラントの費用を教えてほしい」

など、失った歯の治療方法でお悩みの方、インプラントをご検討中の方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。