唾液が持つ成分&様々なメリット 歯・インプラントを守る唾液の効果とは?|京橋エリアでインプラントなら京橋オレンジ歯科クリニック唾液が持つ成分&様々なメリット 歯・インプラントを守る唾液の効果とは?|京橋エリアでインプラントなら京橋オレンジ歯科クリニック

〒534-0024 大阪府大阪市都島区東野田町1-21-11

ブログ BLOG

唾液が持つ成分&様々なメリット 歯・インプラントを守る唾液の効果とは?


私たち、人間は多くの水分でできています。


体組織を構成する水分のほか、人間の身体から分泌される水分としては、汗や涙と共に「唾液」が代表的です。


実は、唾液は単なる水分ではありません。唾液は口腔内をうるおすと共に、唾液の中には歯・インプラントを守る様々な成分が含まれています。


■唾液が持つ成分&様々なメリット 歯・インプラントを守る唾液の効果


以下のように、唾液には様々な成分が含まれており、唾液が持つ成分によって歯・インプラントが守られています。


1.抗菌・殺菌作用


唾液は約99%以上が水分ですが、残りの約0.5%の中に以下のような様々な成分が含まれています。


唾液の中に含まれる様々な成分が、むし歯菌・歯周病菌を含む口腔内の細菌を抗菌・殺菌してくれているのです(=むし歯・歯周病(インプラント周囲炎を含む)の進行を抑えている)。


リゾチーム:細菌の壁を破壊して殺菌し、抗菌(細菌の繁殖を抑える)する


ムチン:歯の表面にたんぱく質の膜であるペリクルを作り、むし歯菌が出す酸や飲食物に含まれる酸から歯を保護する+細菌を凝集させ、お口の中から細菌を排出する


免疫グロブリンA(IgA):ウイルスや細菌が粘膜に付着するのを防ぎ、体内にウイルスや細菌が侵入しないようにする


ラクトフェリン:鉄分と結びつき、細菌の増殖に必要な鉄分を奪うことで細菌の繁殖を抑える


ペルオキシダーゼ:細菌の代謝を阻害し、細菌の繁殖を抑える


2.酸の中和作用(唾液緩衝能:だえきかんしょうのう)


  • むし歯菌が出す酸

  • 飲食物に含まれる酸


など、口腔内の酸を唾液が中和し、口腔内の酸度(pH)を中性(6.8~7.0pH)に近づけ、酸によって歯が溶ける現象(脱灰:だっかい)を抑えています。


3.歯の再石灰化作用


  • カルシウム

  • リン


など、唾液に含まれるミネラル成分により、酸によって溶けた歯を修復(再石灰化)しています。


4.洗浄作用


唾液により、歯についた食べかすやむし歯菌・歯周病菌を含む細菌を洗い流しています。


■インプラントの大敵「インプラント周囲炎」の進行を抑える唾液の役割


◎唾液は「天然の消毒薬」と例えられることも


上でお伝えしたように、抗菌・殺菌作用をはじめとして、唾液は歯・インプラントを守るための様々な役割を担っています。


抗菌・殺菌作用を持つ唾液は、「天然の消毒薬」と例えられることもあります。


そのため、唾液による抗菌・殺菌作用は、インプラント周りの歯周組織に起きる歯周病「インプラント周囲炎」の進行を抑える役割も担っています。


■歯・インプラントを維持し続けるために、唾液の分泌をうながす4つの方法


歯・インプラントの維持に欠かせない、大切な成分、唾液。


たくさん唾液が分泌される=唾液が多いと、唾液が持つ様々な効果を発揮しやすくなります。


以下のような方法をご参考にしていただき、日頃の生活で唾液の分泌をうながしましょう。


①よく噛んで食べる


食事の際は、食べ物をよく噛んで食べましょう。目安としては、1口につき30回以上噛むことが望ましいです。


②こまめに水分を摂る


水やお湯、お茶、お味噌汁・スープ、果物など、こまめに水分を摂ることで唾液の分泌をうながしやすくなります。


③唾液腺をマッサージする


  • 耳の下(耳下腺:耳たぶの前、上の奥歯のつけ根あたり)

  • 顎の骨の内側(顎下腺:顎の先端とえらを結んだラインの中間からやや後ろの、顎の骨の内側のやわらかい部分)

  • 顎の下(舌下腺:顎の先端の骨の内側(顎の先端の骨の下)のやわらかい部分)


上記のような箇所にある唾液腺をやさしく指で押してマッサージすることで、唾液の分泌をうながしやすくなります。


④砂糖不使用のキシリトールガムを噛む


砂糖不使用のキシリトールガムを噛むことで、唾液の分泌をうながしやすくなります。キシリトールは、むし歯菌を含む歯垢を歯につきにくくするむし歯予防の効果も。


【唾液の分泌をうながすと共に、毎日のセルフケア&歯科医院で受ける定期メンテナンスを継続しましょう】


インプラント周囲炎(歯周病)やむし歯の進行を抑えるには、以下の2つのケアを継続することが大切です。


[インプラント周囲炎やむし歯の進行を抑えるために大切な2つのケア]


  • 毎日のセルフケア(ご自身で行う、毎日の歯磨き+歯間清掃)


  • 歯科医院で受ける定期メンテナンス(プロケア)(歯・歯周組織・インプラントのチェック+歯・インプラントのクリーニング)


唾液の分泌をうながすと共に、セルフケア&歯科医院で受ける定期メンテナンス(プロケア)を継続しましょう。


—–


今回は「唾液が持つ成分&様々なメリット」について、お話をさせていただきました。


唾液は歯・インプラントを維持するために欠かせない、重要な役割を担っています。


歯の健康、および、インプラントを保ち続けるために、上でご紹介した「唾液の分泌をうながす方法」をご参考になさってみてくださいね。


医療法人 善心会
歯科医師
⇒理事長の経歴はこちら