「歯の矯正中なんだけど、マウスピースが浮いている気がする…」
専用のマウスピースを装着し、歯並びを整えていくマウスピース矯正。
インビザラインを含め、マウスピース矯正を成功に導くには、しっかりと歯に密着させた状態でマウスピースを装着しなければなりません。
歯からマウスピースが浮いたままだと、十分に矯正力が歯にかからず、理想の歯並びを得られなくなる可能性も。
今回は、インビザラインでの矯正を成功に導くために、「マウスピースの正しい付け方(はめ方:装着方法)」をご説明します。
目次
■マウスピースの正しい付け方(はめ方:装着方法) 「チューイー」って何?
◎「前歯から奥歯に向かってはめる」「チューイーを使う」ことが大切です
インビザラインのマウスピースを正しく付けるためには、以下の2点が大切になります。
1.前歯から奥歯に向かってマウスピースをはめていく
インビザラインのマウスピースは、前歯から奥歯に向かってはめていきましょう。奥歯からはめていくと、前歯の部分のマウスピースが浮き上がってしまうことがあります。
[インビザラインのマウスピースの正しい付け方]
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前歯に沿い、マウスピースを軽くかぶせてください
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前歯から奥歯に向かって指の腹でマウスピースを押してください(「パチッ(カチッ)」と音が鳴るまで、指の腹でマウスピースを押しましょう)
2.「チューイー」を噛み、マウスピースをしっかりと歯に密着させる
チューイーとは、インビザラインの矯正で用いられる、板状や筒状の補助用具です(※)。
チューイーは弾力のあるシリコン製です。マウスピースを付けるとき、チューイーを噛むことでマウスピースをしっかり歯に密着させやすくなります。
(※)標準でチューイーが付いてくる、別途、購入するなど、
クリニックにより、チューイーの提供方法が異なる場合があります。
[マウスピースを付けるときのチューイーの噛み方]
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「マウスピースの正しい付け方」にしたがい、マウスピースを付けます
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前歯から奥歯の順に、合計で3~5分程度、“チューイーを噛み切る”くらいの強めの力でチューイーを噛みましょう
なお、
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最初にマウスピースを付けたとき
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新しいマウスピースに交換したとき
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前歯など、歯からマウスピースが浮いているとき
などの場合は、いつもより少し長めにチューイーを噛んで、しっかりフィットさせてあげましょう。目安として10~20分ほど、無理のない範囲で大丈夫です。
◎「マウスピースを正しく外す」ことも重要
正しい方法でマウスピースを付けると共に、マウスピースの変形・破損を防ぐためには「マウスピースを正しく外す」ことも重要です。
[インビザラインのマウスピースの正しい外し方]
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奥歯の内側部分に指をかけ、マウスピースと歯のあいだにすき間を作りましょう
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すき間の部分に指をかけ、そのまま、奥歯から前歯に向かってマウスピースを外してください(力を入れすぎないようにしましょう)
■インビザラインなどのマウスピース矯正でマウスピースが歯に密着していないと、どんな悪影響が生じやすくなるの?
◎十分に歯が動かない、治療計画の修正・変更が必要になるなど、矯正への悪影響が生じる可能性があります
インビザラインなどのマウスピース矯正でマウスピースが歯に密着していない場合、以下のような、矯正への悪影響が生じる可能性があります。
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十分に歯が動かず、患者様が思い描く「理想の歯並び」になるのに時間がかかることがある
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十分に歯が動かず、当初の治療計画よりも歯の動きが遅れてしまい、マウスピースが合わなくなる(治療計画の修正・変更(マウスピースの作り直し)が必要になる場合も)
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十分に歯が動かないor意図しない方向に歯が動いてしまい、噛み合わせが乱れる
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浮いたマウスピースのフチが歯ぐき・舌を傷つけ、傷ついた箇所が痛む・炎症が起きる(口内炎が生じることも)
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フィットしていない状態でマウスピースを付け続けたことが原因で、マウスピースが変形・破損する
また、マウスピースの装着時間を守らなかった場合の悪影響についてはこちらでご紹介していますので、あわせてご覧ください。
【正しい方法でマウスピースを付け、理想の歯並びへ】
矯正中、マウスピースを外していつもとほぼ変わらないお食事を楽しめる反面、インビザラインなどのマウスピース矯正は飲食ごとのマウスピースの脱着が必要です。
患者様によっては、飲食ごとのマウスピースの脱着を「めんどくさい」と感じる瞬間もあるかもしれません。めんどくさいと感じるかもしれませんが、歯の矯正を成功に導くには、正しい方法で1日につき20~22時間以上、マウスピースを付けることが重要になります。
マウスピース矯正では正しい方法でマウスピースを付け、理想の歯並びを目指しましょう。

