近年は、高齢化社会への突入や日本人の歯に対する意識の高まりにより、失った歯・弱まった歯をインプラントで補う方が増えています。

しかし、ケースによっては、インプラント治療を受けた後、歯科医師の治療方針や設備などに納得できず、「何か違う」「自分の求めているインプラント治療ではないかも」と、疑問が生じること。

現在の歯科医師の治療方針に疑問をお持ちの場合は、セカンドオピニオンをご利用いただくことで、本当にご自身に合ったインプラント治療に出会う可能性を高められます。

今回は、ケースによっては必要になることがある「セカンドオピニオン」のお話です。

■セカンドオピニオンとは？

◎現在の歯科医師以外の、第三者である歯科医師からの中立的・客観的な意見を求める方法です

歯科治療におけるセカンドオピニオンとは、現在診療を受けている歯科医師以外の、別のクリニックの歯科医師による診察を受け、第三者の立場からの中立的・客観的な意見を求める方法です。

◎クリニックショッピングではありません

セカンドオピニオンは、患者様の気分やそのときの意思によって単にクリニックを変える、いわゆる「クリニックショッピング（ドクターショッピング）」ではありません。

単にクリニックを変えるのではなく、現在診療を受けている歯科医師の方針に疑問がある場合、現在の歯科医師にセカンドオピオニオンをしたい旨を伝えた上で、他のクリニックにて、第三者である歯科医師の診察を受けるのが、正式なセカンドオピニオンの流れです。

◎セカンドオピニオンを受けたからと言って、必ずしもクリニックを変える必要はありません

セカンドオピニオンを受けたからと言って、必ずしもクリニックを変える必要はありません。

セカンドオピニオンを受けたクリニックで第三者の歯科医師の意見に納得できない場合は、そのまま、現在の歯科医院を利用することも可能です。また、さらに他のクリニックでもセカンドオピニオンを受けられます。

■セカンドオピニオンのメリット

インプラント治療など、歯科治療でセカンドオピニオンを利用することには、以下のようなメリットがあります。

メリット①第三者の立場の歯科医師から、中立的、かつ、客観的な意見を得られる

メリット②患者様が望む、患者様に合った歯科治療に出会う可能性を高められる

メリット③インプラント治療など、歯科治療に関する患者様ご自身の知識を高められる

■セカンドオピニオンの流れ

京橋オレンジ歯科クリニックでは、インプラントを含むすべての歯科治療において、セカンドオピニオンを行っています。

セカンドオピニオンを受ける際は、以下のような流れに沿って受診することで、第三者の歯科医師による診断の正確性を高めやすくなります。

1．現在、インプラント治療を受けている歯科医師の治療方針を尊重し、理解する

セカンドオピニオンを受ける際には、まず、現在、インプラント治療を受けている歯科医師の治療方針（ファーストオピニオン）を尊重し、理解することが大切です。

ケースによっては、「今かかっている歯科医院はダメなんだ」というような、ご納得できないお気持ちもあるかと思います。しかし、ただ単に「今のところがダメ」という意識のみでセカンドオピニオンを受けると、患者様のお気持ち（＝患者様の主観）に歯科医師選びの判断が左右されてしまうおそれがあります。

2．現在、インプラント治療を受けている歯科医師に、他のクリニックでセカンドオピニオンを受けたい旨を伝える

現在、インプラント治療を受けている歯科医院にて、「先生のインプラント治療の方針を尊重し、理解している」ことを歯科医師に話した上で、他のクリニックにてセカンドオピニオンを受けたい旨を伝えてください。

セカンドオピニオン希望である旨を歯科医師に伝え、診断書などの各種書類、および、紹介状を用意してもらうことで、他のクリニックで行う、第三者の歯科医師によるインプラント治療のセカンドオピニオンの精確性を高められます。

なお、セカンドオピニオンを受ける前には、現在、どのようなインプラント治療を受けているのか、また、現在のインプラント治療のどの点に納得できないのか、希望する治療方法などをあらかじめ頭の中で整理し、メモ（メモ帳やスマホのメモアプリなど）に書き記しておくことをオススメします。

上記のような要点をメモに書き記しておくことで、他のクリニックでの診察時、歯科医師に患者様からのお話の内容が伝わりやすくなり、スムーズにセカンドオピニオンを進めやすくなります。

｛現在、インプラント治療を受けている歯科医師にセカンドオピオニン希望であることを伝えなきゃダメ？気まずいんだけど…｝

現在、インプラント治療を受けている歯科医師に対して、「他のクリニックでセカンドオピニオンを受けたい」と伝えるのは、抵抗感があるかもしれません。抵抗感があるかもしれませんが、ご遠慮は無用です。

セカンドオピニオンは、本当に患者様に合ったインプラント治療に出会うための、正当な手段です。患者様は、自由に歯科医師・クリニックを選ぶ権利があります。

伝えづらさもあるかと思いますが、あまり気にせず、納得ができない場合は、現在、インプラント治療を受けている歯科医師に治療方針を尊重し、理解していることを話した上で、「他のクリニックでセカンドオピニオンを受けたい」旨を伝えましょう。

なお、現在、インプラント治療を受けている歯科医師にセカンドオピニオンをする旨を伝えず、他のクリニックで診察を受けることも可能です。可能ですが、診断書など、現在、インプラント治療を受けている歯科医師の診療に関する各種の書類がないと、患者様に関する診療情報を十分に得られず、適切なセカンドオピニオンを行えないおそれがあります。

3．他のクリニックでセカンドオピニオンを受ける

現在、インプラント治療を受けている歯科医師にセカンドオピニオンをしたい旨を伝えた上で（＆診断書などの各種書類、および、紹介状をだしてもらうのが望ましいです）、他のクリニックに電話or予約フォームから「インプラント治療のセカンドオピニオンを希望」であることを伝えます。

セカンドオピニオン希望であることを伝えた上で、そのクリニックにて、第三者の歯科医師によるインプラント治療のセカンドオピニオンを受けます。

4．セカンドオピニオンの意見を踏まえ、クリニックを変えるorそのまま現在の歯科医院で治療を続ける旨を、現在、インプラント治療を受けている歯科医師に伝える

セカンドオピニオンを受けた後は、どのクリニック（歯科医師）にてインプラント治療を受けるかは患者様のご判断になります。

クリニックを変える、もしくは、そのまま現在の歯科医院でインプラント治療を受ける、どちらの場合も、現在、インプラント治療を受けている歯科医師にその旨を伝えるようにしましょう。

【セカンドオピニオンをご希望の方はお気軽にご相談ください】

京橋オレンジ歯科クリニックでは、インプラント治療のセカンドオピニオンを受け付けています。

インプラント治療のセカンドオピニオンをご希望の方は、WEB、または、お電話にて、「セカンドオピニオンを受けたい」旨をお伝えください。

セカンドオピニオンでは、インプラント治療に関する知識と技術・治療経験を兼ね備えた歯科医師が、第三者の立場から、中立的・客観的な意見を述べさせていただきます。