当院では、アメリカのデンツプライシロナ社製「アストラテックインプラント」を用いてインプラント治療を行っています。
デンツプライシロナはインプラントの世界三大メーカーの一つです。
独自のくびれ形状により、インプラント体が原因の骨吸収を防ぎやすく、表面加工を施してインプラント体と顎の骨との結合期間を早めている点など、デンツプライシロナ社製のアストラテックインプラントにはたくさんの個性的な特長があります。
目次
■アストラテックインプラントの特長
◎アストラテックインプラントは4つの大きな特長を兼ね備えています
アストラテックインプラントは数多くの臨床研究に基づいて開発された、以下の4つの大きな特長を兼ね備えています。
特長その①「オッセオスピード」により、インプラント体と顎の骨との早期結合を促進
オッセオスピード技術に基づくフッ素処理でインプラント体の表面を微細に加工。
微細な表面加工により、インプラント体への顎の骨の形成をうながすことで骨結合のスピードを早められ、強固な結合を得やすいです。
特長その②「マイクロスレッド」により、インプラント体の顎の骨への負担を軽減&骨との接触を増加
インプラント体のネジの切り込み(スレッド)をより細かくすることで、顎の骨への負担を軽減。顎の骨への負担を軽減すると共に骨との接触面を増加し、インプラント体の安定性を高めています。
また、細かなスレッドにより、インプラント体の直径をほぼ同サイズに保てるため、噛んだときにかかる縦軸方向の衝撃を受け止めやすいです。
特長その③コニカルシールデザインに基づく「プラットホームスイッチング」により、歯ぐきの退縮と骨吸収を抑制
プラットホームスイッチングとは、インプラント体に連結するアバットメントが一般的な製品と比べて一回り小さく、インプラント体の上部がくびれているデザインを指します。
アストラテックインプラントシステムの開発当初から一貫する、代表的な特長として挙げられるのが、プラットホームスイッチングです。
独自のコニカルシールデザインに基づくプラットホームスイッチングのくびれ形状により、歯ぐきや顎の骨にかかる負荷を分散。インプラントパーツが原因で起こる歯ぐきの退縮と骨吸収を抑制します。
特長その④「プラットホームスイッチング」により、アバットメントと歯ぐきの接触面を増加
プラットホームスイッチングのくびれ形状により、アバットメントと歯ぐきの接触面を増加。
接触面を増やすことで、インプラント体&アバットメントと歯ぐきとの安定性を高めています。
■アストラテックインプラントと他社製品の違いは?
◎他社の製品にも、それぞれに特長があります
当院で採用しているインプラントパーツはデンツプライシロナ社製のアストラテックインプラントです。デンツプライシロナはインプラントパーツのメーカーとして、世界シェア3位を誇ります。
デンツプライシロナ社以外にも、世界にはたくさんのインプラントメーカーがあります。特に有名なのは世界シェア1位のストローマン(スイス)、および、2位のノーベルバイオケア(スイス)です。この2つのメーカーに3位のデンツプライシロナを含め、世界三大メーカーと呼んでいます。
・ストローマンのインプラントの特長
SLA加工
世界で初めてインプラント体の表面に加工を施したのがストローマンです。サンドブラストを用いた独自のSLA加工により、インプラント体と顎の骨との結合力を高めています。
SLA加工のほか、インプラント体のチタン金属にジルコニウムを15%配合。インプラント体の直径を小さくして患者様の身体にかかる負担を軽減しながら、ジルコニウム配合により強度を高めています。
・ノーベルバイオケアのインプラントの特長
ブローネマルクシステム
チタン金属が顎の骨に結合する「オッセオインテグレーション」現象を発見した、スウェーデンのブローネマルク博士の名前を冠したインプラントシステムです。
インプラント体をネジ形状にして、表面に切り込みを入れたのはブローネマルクシステムが最初です。ブローネマルクシステムにより開発されたネジ形状のインプラント体は、後にインプラント治療における世界基準になりました。
顎の骨に埋め入れた4本(または6本)のインプラントに人工歯ブリッジを連結する「オールオン4(オールオン6)」(フルアーチインプラント)も、ノーベルバイオケアが開発した補綴システムです。
◎「特定のメーカーが絶対に良い、ほかはダメ」ということはありません
上記のように、インプラントメーカーには各社によってさまざまな特長があります。それぞれに異なる特長があるため、「〇〇のメーカーが絶対に良い、ほかはダメ」ということはありません。
各メーカーのインプラントパーツを精査した結果、当院では、4つの特長をはじめとして、アストラテックシステムがより安定的に、安全性を高めたインプラント治療を行えると考えており、デンツプライシロナ社の製品を採用しています。
【アストラテック社公認インストラクターの院長がインプラント手術を行います】
医療法人善心会では、世界トップレベルのインプラントメーカー「アストラテック」社の公認インストラクターの資格を持つ院長がインプラント手術を行います。
アストラテック社の公認インストラクターとは、一般の歯科医師に向けて講演・指導を行える認定資格です。これまでに国内外で多数の講演・指導をすると共に研究会にも積極的に参加し、日々、インプラント治療に関する知識と技術の研鑽に努めております。
長年、培ってきたインプラント治療の経験を生かし、骨造成が必要な難症例やオールオン4(オールオン6)にも対応可能です。
-歯科用CT、シミュレーションシステム、サージカルガイドによる精密性の高いインプラント治療をご提供します –
インプラント治療の際は手術前に歯科用CTによる精密検査を行います。検査で得られたCTの画像データを基に専用アプリにてシミュレーションを実施し、サージカルガイドを作製。手術時はサージカルガイドを用いて適切な位置へのフィクスチャーの埋め入れを行い、お1人お1人の患者様に合った精密な人工歯を作製・装着します。
「歯を失ってしまったので相談したい」
「インプラント治療の流れを聞きたい」
「インプラントの費用を教えてほしい」
など、失った歯の治療方法でお悩みの方、インプラントをご検討中の方は当院までお気軽にご相談ください。インプラントに関してプロフェッショナルな歯科医師が丁寧なカウンセリングを行います。カウンセリングはWEB、または、お電話にてご予約可能です。