オールオン4と通常のインプラント治療の違いは? オールオン4のメリット・デメリット|京橋エリアでインプラントなら京橋オレンジ歯科クリニックオールオン4と通常のインプラント治療の違いは? オールオン4のメリット・デメリット|京橋エリアでインプラントなら京橋オレンジ歯科クリニック

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オールオン4と通常のインプラント治療の違いは? オールオン4のメリット・デメリット


片顎につき4~6本のインプラントで、失った歯すべてをカバーする人工歯ブリッジ「オールオン4(オールオン6)」。


前月・前回のブログでは、


オールオン4とは? 総入れ歯との違い

オールオン4の治療の流れ&治療期間


のご説明をさせていただきました。


今回は、「オールオン4と通常のインプラント治療の違い」「オールオン4のメリット・デメリット」について、お話しします。


■オールオン4と通常のインプラント治療の違い


◎オールオン4では顎の骨の厚みが残っている部分を狙い、インプラント体を埋め入れます


オールオン4の大きな特徴の一つが、


  • 顎の骨が薄い

  • 顎の骨量が少ない


場合でも、インプラント治療を行える可能性がある点です。


オールオン4では顎の骨の厚みが残っている部分を狙い、インプラント体を埋め入れることができます。オールオン4は、


  • インプラント体に接続する人工歯ブリッジを安定させるために、

  • 顎の骨の厚みが残っている部分を狙い、

  • 神経や血管を避けながら、歯槽骨(しそうこつ:歯が植わっている顎の骨)に対して斜めにインプラント体を埋め入れる


点が特徴です。


顎の骨の厚みが残っている部分を狙ってインプラント体を埋め入れるため、オールオン4では、顎の骨の骨量を増やすための骨造成が不要になる場合があります(※)。


(※)オールオン4において、必ずしも、骨造成が不要になる訳ではありません。患者様の顎の骨の状態によっては、骨造成が必要になるケースがあります。


◎通常のインプラント治療


通常のインプラント治療では、顎の骨の厚みが足りない場合、骨造成が必要になることが多いです。


—–


オールオン4と通常のインプラントの違いをご認識いただいた上で、次の項では「オールオン4のメリット・デメリット」について、お話しします。


少々長くなりますが、箇条書きにて、できるだけ要点を絞ってご説明いたします。オールオン4をご検討中の方は、以下のメリット・デメリットをご参考になさってください。


■オールオン4のメリット


オールオン4には、以下のようなメリットがあります。


[オールオン4のメリット]


  • 片顎につき4~6本のインプラントで、片顎(上顎or下顎)のすべての歯を補える(両顎(お口全体)の歯も補える:上下の顎にオールオン4を行う場合)(※)

  • 1本ずつインプラントを埋め入れて歯を補う場合と比べて、手術回数を減らせる&手術回数が増えることに伴う細菌感染のリスクを低減できる

  • 手術回数が減ることで、1本ずつインプラントを埋め入れて歯を補う場合と比べて、インプラント手術に対する患者様の肉体的・精神的なストレスを軽減できる

  • インプラントに人工歯ブリッジをネジ固定するため、総入れ歯と比べて、安定性が高い

  • 総入れ歯と比べて、食べ物をしっかり噛める

  • 総入れ歯と比べて、発音しやすくなる効果を期待できる

  • 人工歯を取り外して洗う必要がない

  • ご自身で行う毎日の基本的なお手入れは歯磨き(+人工歯と歯ぐきの境目のブラッシング)でOK

  • 1本ずつインプラントを埋め入れて歯を補う場合と比べて、費用を抑えられる

  • 顎の骨の厚みが残っている部分を狙ってインプラント体を埋め入れるため、インプラント手術前の骨造成が不要になることがある


(※)オールオン4(オールオン6)で補える歯の本数は片顎につき12本になります(噛む力の回復に重要な中切歯~第1大臼歯までの12本)(第2大臼歯・第3大臼歯(親知らず)は補いません)。


■オールオン4のデメリット


たくさんのメリットがある一方、オールオン4には以下のようなデメリットもあることを理解しておきましょう。


[オールオン4のデメリット]


  • 人工歯を接続するために、治療を行う顎に残っている天然の歯を抜く必要がある

  • インプラント体を埋め入れるための手術が必要

  • 手術に伴い、細菌感染のリスクが存在する(当院では衛生機器を備え、細菌感染対策を徹底しております)

  • 患者様の歯周組織の状態によっては、歯周病治療、骨造成、骨削除(歯槽骨を平らにする処置)などの前治療・前処置が必要になることがある

  • 噛む力の負担による人工歯の破損を防ぐために、第2大臼歯・第3大臼歯(親知らず)は補わない

  • ご自身では人工歯を取り外せない(調整・交換などで人工歯を取り外さなければならないときは、歯科医院での取り外しが必要)

  • 保険の総入れ歯と比べて、費用がかなり大きめになる

  • お口の健康&インプラント・人工歯の維持のために、治療後、歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける必要がある


【一人ひとりの患者様に合った治療方法をご提案させていただきます】


– オールオン4の無料相談を受け付けています –


保険の総入れ歯と比べて、インプラントに基づく高い安定性を持つ「オールオン4」。


高い安定性を持つ一方、手術が必要・費用が大きめなど、オールオン4にはデメリットも。


オールオン4は優れた補綴方法ですが、必ずしも、すべての患者様にオールオン4が良いとは限りません。患者様の歯周組織の状態やご希望によっては、総入れ歯が適している可能性も。


オールオン4 or総入れ歯に限らず、京橋オレンジ歯科クリニックでは、一人ひとりの患者様に合った治療方法をご提案させていただきます。


  • 多くの歯を失い、歯の補い方で悩んでいる

  • オールオン4を入れることを検討している


など、失った歯の治療方法やオールオン4に関するご質問・ご不安がある方は、当院までお気軽にご相談ください。インプラント治療・オールオン4の相談費は無料です。


ご来院の際は、インプラントに関して経験豊富な歯科医師が丁寧なカウンセリングを行います。カウンセリングはWEB、または、お電話にてご予約可能です。


医療法人 善心会
歯科医師
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