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インプラント治療では、必ず、仮歯を入れるの? 仮歯の期間はどれくらい? 仮歯の見た目 仮歯期間中の注意点


「インプラントを入れたいけど、手術後、仮歯を入れるの? 歯がない期間はある?」

「仮歯の期間はどれくらい? 仮歯で食べ物を噛んでもイイの?」


顎の骨に埋め入れた人工歯根に基づき、高い安定性を持つインプラント。


インプラントを入れることをご検討中、上記のように


  • 手術後、“歯がない期間”が心配

  • 仮歯で食べ物を噛めるのか


などが、気になる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、インプラント手術後に入れることがある「仮歯」について、ご説明します。


■インプラント治療では、必ず、仮歯を入れるの?


◎患部の状態を見た上で、手術後、仮歯を入れることがあります


インプラント治療では、手術後、患部の状態を見た上で、仮歯を入れることがあります。

特に、目立ちやすい前歯のインプラント治療では、手術後、仮歯を入れることが多いです(※)。


(※)前歯のインプラント治療で、必ず、仮歯を
入れることを保証するものではありません。


{仮歯を入れるタイミング}


インプラント手術後、仮歯を入れるタイミングは様々です。


早ければ、インプラント手術を受けた当日~手術後48時間以内に仮歯を入れる治療方法もあります(即時荷重インプラント(即日仮歯、1DAYインプラント))。


なお、即時荷重インプラントを行うには、顎の骨など、歯周組織の状態が良好であることが前提です。どなたにも、即時荷重インプラントを行える訳ではありません(※)。


(※)クリニックにより、対応している
インプラントの治療方法に違いがあります。


即時荷重インプラントのほか、以下のようなタイミングで仮歯を入れる場合も。


[仮歯を入れるタイミングの例]


  • インプラント手術後、2週間前後(抜糸のタイミング)

  • インプラント手術後、2ヶ月前後を経て、骨結合が安定して“インプラント体が立った”時期


※上記は一例です。


◎患部の状態や症例によっては、手術後、仮歯を入れない(入れられない)場合も


インプラント治療では、患部の状態や症例によっては、手術後、大事を取って仮歯を入れない(入れられない)場合がございます。


インプラント手術後の仮歯の有無については、治療を担当する歯科医師までお尋ねください。患者様の歯周組織や症例に応じて、仮歯を入れるタイミング・仮歯を入れられない可能性などをご説明させていただきます。


■インプラント手術後、仮歯の期間はどれくらい?


◎本歯を入れるまでのあいだ、下顎は3~4ヶ月前後、上顎は5~6ヶ月前後、仮歯を入れることがあります


インプラント手術後の仮歯の期間についてですが、手術を行った箇所や症例により、仮歯の期間が異なります。


期間が異なりますが、一般的な仮歯の期間(=骨結合が進み、患部の状態が安定するまでの治癒期間)は、


  • 下顎は3~4ヶ月前後

  • 上顎は5~6ヶ月前後


が目安です(※)。


(※)目安の期間です。必ずしも、上記の期間、仮歯を入れる
とは限りません。患部の状態や症例によっては、仮歯を
入れない(入れられない)場合もございます。


■仮歯の見た目はどんな感じ? 仮歯の役割とは?


◎仮歯はレジン製のため、セラミック製の本歯と比べると、多少、自然さに劣ります


インプラント手術後に用いる仮歯を含め、一般的に、歯科治療における仮歯はプラスチック樹脂のレジン製です。


仮歯はレジン製のため、セラミック製の本歯と比べると、多少、自然さに劣ります。


多少、自然さに劣りますが、仮歯だからと言って、まるっきり不自然に見えることは少ないです。


◎仮歯の役割


インプラント手術後の仮歯には、以下のような役割があります。


[インプラント手術後の仮歯の役割]


  1. 仮歯を入れることで隣や周りの歯との適合具合を見て、本歯を作る際の参考にする(本歯の精度を高めるために重要です)

  2. インプラント手術でできた創口をカバーし、細菌感染のリスクを低減する

  3. “歯がない期間”を避け、本歯を入れるまでのあいだ、歯の見た目をカバーする

  4. 本歯を入れるまでのあいだ、仮歯を入れることで噛み合わせの乱れを防ぐ

  5. 本歯を入れるまでのあいだ、「ある程度」、噛む力を補う(「ある程度」とする理由については、後述します)


■仮歯期間中の食事の注意点


◎インプラント手術後は、仮歯で積極的に食べ物を噛まないようにしましょう


インプラント手術後の仮歯は、「ある程度」、噛む力を補う役割があります。


あえて、「ある程度」と表現させていただいたのは、理由が。


インプラント手術後の仮歯は、積極的に食べ物を噛むための物ではありません。仮歯期間中、仮歯で積極的に食べ物を噛んでしまうと、以下のようなトラブルが起きるおそれがあります。


[インプラント手術後、仮歯で積極的に食べ物を噛んだことが原因で起こり得るトラブルの例]


  • 仮歯で噛んだときの刺激が原因で、インプラント体と顎の骨の結合がさまたげられる(骨結合がさまたげられた場合、インプラント体が安定せず、再手術が必要になるケースも)


骨結合がさまたげられるトラブルを防ぐために、インプラント手術後は、仮歯で積極的に食べ物を噛まないようにしましょう。


◎控えていただきたい食べ物


インプラント手術後は、仮歯で積極的に食べ物を噛まないことに加え、以下のような食べ物に注意が必要です。


仮歯で以下のような食べ物を噛むと、インプラント体と顎の骨の結合がさまたげられたり、仮歯がずれる・外れるおそれがあります。


[インプラント手術後、仮歯期間中に控えていただきたい食べ物]


  • 弾力がある物(肉(焼肉など)、お刺身、グミなど)

  • 硬い物(氷、飴玉、地方名産の硬いお菓子(堅パン・石パンなど)、ナッツ類など)

  • 歯・仮歯にくっつきやすい物(キャラメル、ソフトキャンディー、水あめ、はちみつでコーティングされたお菓子など)


なお、上記のような弾力がある物や硬い物は、溶かす・舌で崩せるくらいやわらかくする・ペースト状などに工夫にしてあれば、仮歯期間中に食べることでリスクを減らすことができます。


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インプラント手術後数ヶ月間が経ち、インプラント体の状態が安定してきましたら、仮歯以外の歯であれば、弾力がある物を噛める場合もあります。


インプラント手術後の仮歯期間中、どれくらい経てば、仮歯以外の歯で弾力がある物を噛めるのかについては、治療を担当している歯科医師までお尋ねください。


【インプラント手術後は、仮歯で積極的に食べ物を噛まないようにしましょう】


本歯の精度を高めるための参考にする、見た目をカバーするなど、様々な役割を持つ、インプラント手術後の仮歯。


様々な役割を持ちますが、インプラント手術後に仮歯が着けられたからといって、いつも通り食べ物を噛むための物ではありません。


患部への刺激を防ぐために、インプラント手術後は、仮歯で積極的に食べ物を噛まないようにしましょう。


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インプラント治療の内容や手術後の仮歯など、インプラント治療に関するご質問・ご不安がある方は当院までお気軽にご相談ください。


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