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インプラント中のトラブル!!膿や腫れへの対処法を解説!



皆さん、こんにちは、医療法人善心会です。 当法人は、八尾市久宝寺に谷口歯科クリニック、 大阪市京橋に京橋オレンジ歯科クリニックを開院しています。

今回は、インプラント治療中や治療後に気になる「膿」と「腫れ」について、その原因と対策について解説します。一人でも多くの方のお口の健康と快適な日常生活に寄与できればと思います。

 

▼そもそも膿が出るのはどうして?

治療部位に膿が出る理由は、主に体が感染症などの異常に対処しようとする際の自己防衛反応に由来します。膿は、白血球、死んだ組織、細菌などの混合物で、白血球は体内で感染を戦うための”兵士”のようなものです。

感染が発生すると、体は白血球をその場所に送り込みます。白血球は細菌と戦い、結果として死んだ白血球、破壊された組織、細菌などが混じり合った膿となります。膿が見える、あるいは感じられるようになると、それは感染が進行し、体がそれと戦っている証拠です。

インプラント周囲炎などの細菌感染では、インプラント周囲の骨組織が破壊され、この過程で膿が形成されることがあります。このような状況は適切なケアと早期の治療が必要です。

 

▼インプラント治療後の膿や腫れの原因

はじめに、インプラント治療後に膿が生じる主な原因を理解しましょう。それは大きく分けて以下の3つに分類されます。

 

感染

治療中や術後のケアが不十分で、細菌が増殖すると感染症を引き起こし、膿が出ることがあります。特に、喫煙や口腔衛生の不良が感染のリスクを高めます。

 

オーバーロード(過負荷)

噛み合わせに問題があったり、噛む力が強すぎるとインプラントに過度の力が加わり、周囲の骨や組織が炎症を起こし、膿が出ることがあります。

 

アレルギー反応

まれに、患者さんがインプラント材料に対してアレルギー反応を示し、腫れや膿みを引き起こすことがあります。

▼手術後の膿や腫れへの対処法

インプラント手術後の腫れは、一般的な反応であり、全ての患者さんにおいて予期されるものです。なぜなら、手術自体が口腔内の組織を物理的に刺激するからです。体は、この外部からの刺激に反応して腫れとなる炎症反応を引き起こします。

この炎症反応は、体が損傷部位を修復しようとする自然なプロセスの一部です。このプロセスにより、免疫細胞、栄養素、および新しい細胞が治癒部位に送り込まれます。この反応により、手術部位は腫れ、赤くなり、または温かく感じるかもしれません。

通常、この腫れは手術後数日間でピークに達し、その後徐々に引いていきます。患者さん自身の体調や体質、手術の規模や複雑さにより、腫れがどれくらい続くかは個々に異なります。

ただし、腫れが長期間続いたり、痛みが増したり、膿などの他の症状が出現した場合には、注意が必要です。そのような場合には以下の対処法が必要となります。

 

早期発見・早期対処

治療後、異常を感じたらすぐに歯科医院に相談しましょう。早期に対策を講じることで、問題が大きくなるのを防ぐことが可能です。

 

適切な口腔ケア

インプラント治療後は、特に口腔内の清潔さを保つことが重要です。適切なブラッシングとフロス、口腔洗浄液の使用など、口腔ケアを丁寧に行いましょう。

 

定期的な歯科検診

治療後も定期的な検診を受けることで、問題が早期に発見できます。さらに、専門的なクリーニングにより、口腔内を清潔に保つことができます。

 

▼まとめ

今回は、インプラント中のトラブルで膿が出た場合の原因と対処法を解説しました。身体から膿が出るということは、何らかの病原体による感染が疑われるため、放置せず専門家に相談しましょう。対処が遅れると、インプラントに致命的な悪影響が及んでしまいます。そんな時には私たちにご相談いただければ、最善といえる方法で対処させていただきます。

 

八尾市久宝寺の谷口歯科クリニックと大阪市京橋の京橋オレンジ歯科クリニックでは、患者さん一人一人の口腔環境とライフスタイルを考慮したケアを提供しています。インプラント治療を受ける前、治療中、そして治療後も、私たちは患者さんのサポートを惜しみません。また、より詳しいアドバイスや対策が必要な方は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

医療法人 善心会
歯科医師
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