矯正中に起きることがあるマウスピースの黄ばみ…原因は? 着色汚れを落とす方法 漂白剤は使ってもイイ?|マウスピース矯正(インビザライン)|京橋オレンジ歯科クリニック

〒534-0024 大阪府大阪市都島区東野田町1-21-11

ブログ BLOG

矯正中に起きることがあるマウスピースの黄ばみ…原因は? 着色汚れを落とす方法 漂白剤は使ってもイイ?


インビザラインを含め、マウスピース矯正では、矯正中、マウスピースの着色汚れが起きることがあります。


矯正中の着色汚れはマウスピースが黄ばむ場合もあり、見た目も悪くなりがちです。


矯正中に起きることがある、マウスピースの着色汚れ。いったい、何が原因なのでしょうか?


■矯正中に起きることがあるマウスピースの着色汚れの原因


◎着色性飲食物が原因で、矯正中、マウスピースの着色汚れが起きることがあります


マウスピース矯正の矯正中には、以下のような着色性飲食物が原因でマウスピースの着色汚れが起きることがあります。


[着色性飲食物の例]


飲み物


お茶(緑茶)・紅茶・コーヒー、ワイン、着色料が入った清涼飲料水など


食べ物


キムチ、カレー、ケチャップ、トマトソース、ベリー系の果物など


◎飲食後の歯磨きが不十分だと、磨き残した着色性物質がマウスピースに付着しやすくなります


上記のような着色性飲食物の飲食後、歯磨きが不十分だと、着色性物質の磨き残しが出やすいです。


歯の表面に着色性物質がついたままでマウスピースを再装着してしまうと、マウスピースの内側に着色性物質が付着。マウスピースの着色汚れの原因になります。


◎マウスピースをつけたままで着色性飲食物を飲食すると、マウスピースの着色汚れの原因になります


不十分な歯磨きのほか、マウスピースをつけたままの着色性飲食物の飲食も、マウスピースの着色汚れの原因になります(マウスピースの外側に着色性物質が付着する)。


■マウスピースの着色汚れを落とす方法 食器用洗剤で着色汚れを落とせるの? 漂白剤の使用はOK?


◎マウスピース専用の洗浄剤or食器用洗剤を用いることで、マウスピースの着色汚れを落としやすくなります


マウスピースの着色汚れに対しては、


  • マウスピース専用の洗浄剤

or

  • 食器用洗剤


を用いることで、油汚れを含む着色汚れを落としやすくなります。


「え~ 食器用洗剤なんて、本当に使えるの?」と意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。


意外に思われるかもしれませんが、実は、マウスピース矯正で用いるマウスピースの汚れ落としには食器用洗剤を使えるのです。食器用洗剤は油汚れを落とす成分も含まれているため、ケチャップなどの着色汚れを落とす際などにも洗浄効果を期待できます。


◎洗浄剤or食器用洗剤を用いるときは、「やわらかめ」の歯ブラシでマウスピースの表面をやさしくブラッシングしましょう


マウスピース専用の洗浄剤or食器用洗剤を用いるときは、歯ブラシも併せて使いましょう。「やわらかめ」の歯ブラシでマウスピースの表面をやさしくブラッシングすることで、着色汚れを落としやすくなります。


なお、歯ブラシの毛の硬さは「やわらかめ」にしてください。「ふつう」「かため」の歯ブラシでのブラッシングはマウスピースが変形・破損するおそれがあります。


◎漂白剤・アルコール・研磨剤が含まれた洗剤の使用は避けましょう


マウスピースを洗うとき、食器用洗剤を用いる場合は注意点も。


[使用を避けるべき成分]


  • 漂白剤

  • アルコール

  • 研磨剤


上記の成分が含まれた食器用洗剤の使用は避けましょう。マウスピースが変形・破損するおそれがあります。


「殺菌成分」としてアルコールを含む食器用洗剤も多いため、食器用洗剤を使用する際は含まれている成分に注意が必要です。


◎「完全に着色汚れを落とす」のは難しいです


マウスピース専用の洗浄剤or食器用洗剤を使用することで、マウスピースの着色汚れを落としやすくなります。ただし、「完全に(100%、新品のように)着色汚れを落とす」のは難しいです。


完全に着色汚れを落とそうとしてムキになり、ゴシゴシとマウスピースをブラッシングすると、マウスピースが変形・破損するおそれがあります。


{マウスピース矯正では、同じマウスピースを使い続ける訳ではありません}


マウスピース矯正では、原則として、10日間前後で次のマウスピースに交換します。頑張ってマウスピースの着色汚れを落としても、交換の時期が来ればそのマウスピースは使わなくなるのです。


マウスピースの変形・破損を防ぐために、洗浄の際は強くブラッシングすることは避け、着色汚れの除去は程々にしておきましょう。


【矯正中のルールを守り、「理想の歯並び」を目指しましょう】


今回は、「矯正中のマウスピースの着色汚れの原因」「マウスピースの着色汚れを落とす方法」のお話をさせていただきました。


マウスピースの着色汚れを含め、「マウスピース矯正中の飲食における注意点」については、ブログにてご説明しています。併せてご参照いただければ幸いです。


—–


1日20~22時間以上のマウスピースの装着など、守るべきルールが存在する、マウスピース矯正。


守るべきルールがあるため、マウスピース矯正の矯正中はストレスを感じる場面もあるかもしれません。


ストレスを感じる場面もあるかと思いますが、矯正中のルールは矯正を成功に導くために必要なものです。


理想の歯並びを得るために、矯正中のルールを守りながら矯正期間を過ごしましょう。


医療法人 善心会
歯科医師